今回より、技術関連トレンド取りまとめシリーズがスタートしました。主には上半期と下半期で分けて記事化していく予定なので、ぜひご覧いただければと思います。
Xのアクティブユーザーが減少傾向
イーロン・マスク氏にX(旧Twitter)のCEOへ抜擢されたリンダ・ヤッカリーノCEOが、Xのデイリーアクティブユーザーが失われつつあることを認めました。マスク氏とヤッカリーノCEOの発言を突き合わせると、マスク氏の買収以降およそ数百万人が減少したことがわかっています。
Twitter added 1.6M daily active users this past week, another all-time high pic.twitter.com/Si3cRYnvyD
— Elon Musk (@elonmusk) November 22, 2022
しかし、2023年9月27日に開催されたVox Mediaのテックカンファレンス「Code 2023」で、ヤッカリーノCEOが「同社のデイリーアクティブユーザーは現在2億2500万人である」と指摘したことから、デイリーアクティブユーザー数が減少に転じていたことがわかりました。ただし、Xはカンファレンス後にヤッカリーノCEOの発言を訂正し、「2億4500万人」と改めています。
修正値である2億4500万人というデイリーアクティブユーザー数でも、Xは11月下旬のピーク時から、全体の約5.6%に当たる約1500万人のデイリーアクティブユーザーを失ったことになります。
参照(Gigazine) :
https://gigazine.net/news/20231002-x-losing-daily-active-users/
Appleは独自の検索エンジン「ペガサス(Pegasus)」を開発中
Apple関連のリーク情報でおなじみのBloombergのマーク・ガーマン氏が、Appleが独自の検索エンジン「ペガサス(Pegasus)」を開発していると報じています。
参照 : https://gigazine.net/news/20231002-apple-replace-google-search-engine/
「スペースデブリ規制」違反でアメリカ当局が
初となる罰金を民間企業に科す
宇宙空間を漂う人工衛星やロケットの破片はスペースデブリと呼ばれ、運用中の人工衛星や宇宙船に衝突すると大きな被害が出ることから、近年はスペースデブリを規制する動きが進んでいます。そんな中、アメリカの連邦通信委員会(FCC)が「スペースデブリ規則に違反した」として、初となる罰金を衛星放送サービス企業のディッシュ・ネットワークに科しました。
スペースデブリ = 宇宙ゴミ
近年は、衛星インターネットの構築などを目的として民間企業による人工衛星の打ち上げが増加しており、それに伴ってスペースデブリの量も増加の一途をたどっています。2021年にはスペースデブリが国際宇宙ステーションに衝突し、ロボットアームが破損する事故も起こっており、スペースデブリの規制は今後の宇宙開発を左右する重要な課題です。
「宇宙ゴミ」が国際宇宙ステーションに衝突してロボットアームが損傷 – GIGAZINE
人工衛星を使用する主な企業には、衛星放送や衛星インターネットを提供する放送通信事業者が含まれているため、アメリカの放送通信事業を監督するFCCもスペースデブリの規制に取り組んでいます。FCCは企業に対し、使用済みの人工衛星が運用中の人工衛星と衝突してスペースデブリが発生するのを防ぐため、使用済みの人工衛星を他の人工衛星との衝突リスクが少ない墓場軌道に移動させることを義務づけています。
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